着物のコーディネートって難しいと思いませんか?私自身、着物コーディネートが分からなくて、着物を楽しめなくなった時期がありました。
特に予算が限られている中で、おしゃれな着物コーディネートを目指すのは本当に大変です。
この記事では、私の実体験をもとに、予算を抑えながらも素敵な着物コーディネートを楽しむためのアイデアをご紹介します。
この記事は、こんな方におすすめです:
- リサイクル着物派の方
- 周囲に着物の相談ができる相手がいない方
- 着物関係の買い物をネットで済ませがちな方
着物初心者が参考にすべき情報源
店員さんのアドバイスを活用する
お近くにリサイクル着物屋さんがある方は、店員さんに相談するのがおすすめです。手持ちのアイテムに合うお品を提案してくれるはずです。
特にリサイクル着物店の店員さんは、限られた予算内でのコーディネートに慣れているので、初心者にとって心強い味方になると思います。
着物本で基本を学ぶ
着物コーディネートの基本を学ぶなら、まずは本を参考にするのが確実です。ほとんどの着物本にはコーディネート例が掲載されており、洗練されたお手本を見ることができます。
本で紹介されているスタイルは、間違いのない組み合わせばかりなので、初心者の方も安心して参考にできます。
ネット上のコーディネート写真を研究する
インターネット上には、本よりもはるかに多くのコーディネート例があります。色々な方のスタイルを見ることで、自分好みの着物コーディネートを見つけやすくなります。
私も数多くの写真を参考にさせていただきました。自分のコーディネートに不安を感じた時、似たような組み合わせを見つけると安心しますよね。
予算が限られていてもできる着物コーディネート術
高価なお手本から学ぶコツ
着物本で紹介されているアイテムは、正直なところ安くはありません。そのまま購入できる方は良いのですが、私のように予算が限られている場合は工夫が必要です。
でも、がっかりする必要はありません。そっくり真似をするのは難しくても、参考にできる部分はたくさんあります。
色の組み合わせだけ真似する方法
全く同じアイテムは購入できなくても、色の組み合わせなら真似することができます。例えば、本で紹介されている「白地に青い花柄の着物×紺の帯」という組み合わせを見たら、手持ちの白系着物に紺系の帯を合わせてみるのです。
この方法なら、予算を抑えながらも洗練されたコーディネートの雰囲気を再現することができます。
リサイクル着物での工夫点
リサイクル着物でコーディネートを楽しむ場合、完璧を求めすぎないことが大切です。お手本と全く同じというのは難しいので、手持ちのアイテムの中から、最も調和の取れた組み合わせを見つけてみましょう。
また、本やネットから吸収した、コーディネートや色合わせの考え方を、手持ちのアイテムに当てはめて考える習慣をつけると、徐々に感覚が身についてくると思います。
失敗しない着物コーディネートの自分ルール
様々な情報を集めていくうちに、だんだん情報が混ざり合って混乱してしまうことはありませんか?私もまさにこの状態になり、一時期はコーディネートを考えるのが嫌になっていました。
そこで、最低限の自分ルールを決めることにしました。ご自身なりのルールを決めると、コーディネートが少し楽になると思います。
おしゃれを目指さず、無難を目指す
特別なセンスがあるわけではない私が「おしゃれコーデ」を目指すと苦しくなります。そこで、いったん「おしゃれ」は諦めて、「無難で上品」を目標にしました。
極端に変ではない、安心できるラインを目指すことで、心の負担がぐっと軽くなりました。下手に冒険せず、基本に忠実なコーディネートを心がけています。
具体的な無難ルール
私が実践している具体的なルールは以下の通りです:
色の組み合わせルール: 着物と帯は、一般的に考えて違和感のない色の組み合わせにします。迷った時は、着物の柄に使われている色と同系色の帯を選ぶと失敗しません。
柄のバランスルール: 着物と帯のどちらかの柄がにぎやかであれば、もう片方はシンプルにします。両方とも派手だと落ち着かない印象になってしまいます。
小物の色合わせルール: 帯揚げと帯締めは、着物の柄の中にある色を選び、同系色でまとめます。これだけで、全体に統一感が生まれます。
体型を活かすコーディネート
私は背が低いので、全体的に同じトーンでまとめるようにしています。上下で色が分断されないよう、なじませるイメージです。
なぜかというと、以前読んだ本に、小柄な方は全体をまとめた方が良いと書いてあったからです。逆に、帯揚げなどにポイントカラーを持ってくるコーディネートは、背の高い方の方が似合うそうです。
ただし、これも絶対的なルールではありません。小柄な知り合いの方で、着物と帯でコントラストをつけたコーディネートを素敵に着こなしている方もいらっしゃいます。最終的には、好みと似合うかどうかで判断するのが良いでしょう。
レベル別着物コーディネート実例
初心者におすすめの安全な基本スタイル
普段着物の基本パターン:
- 帯は白系が合わせやすい。着物の柄から一色選ぶ方法もあり。
- 帯揚げ・帯締めは着物と同系色でまとめる
- 草履は白系やベージュ系、グレー系など手持ちの着物になじむ色
このパターンなら、初心者でも失敗することはほとんどないと思います。まずはこの基本形をマスターしてから、徐々にバリエーションを増やしていくのがおすすめです。
少し冒険したい時のコーディネート
基本に慣れてきたら、少しだけ変化をつけてみましょう:
- 着物が地味な時は、帯で少し華やかさをプラス
- 小物に差し色を使って、アクセントをつける
- 季節感のある柄を取り入れて、上級者らしさを演出
ただし、一度に複数の要素を変えるのは避け、一つずつ試してみることが大切です。
憧れスタイルへの挑戦
私がいつかトライしてみたいのが、大正ロマン風のコーディネートです。華やかな着物に、これまた華やかな帯を合わせるスタイルは本当に可愛らしいですよね。
このようなハイレベルなコーディネートについては、信頼できるお店で店員さんに選んでもらうのが安心だと思っています。すでに行くお店も決めていて、その日を楽しみにしています。
着物コーディネート上達のための継続のコツ
数をこなして感覚を身につける
着物は洋服とは勝手が違うため、最初はコーディネートに悩むのが当然です。大切なのは、諦めずに続けることです。
様々な方のコーディネートを参考にしながら、実際に数多く着てみましょう。うっすらとでも感覚がつかめてくると、着物がぐっと楽しくなります。
完璧を求めすぎない
最初から完璧なコーディネートを目指す必要はありません。「今日は色合わせが上手くいった」「この帯締めが良いアクセントになった」など、小さな成功を積み重ねていけば良いのです。
私もまだまだ勉強中ですが、以前よりもずっと着物を楽しめるようになりました。
着物仲間との情報交換
可能であれば、同じ趣味を持つ仲間との交流も大切にしてください。着物教室やSNSなどで、経験豊富な方からアドバイスをいただくと、上達が早くなります。
また、同じ初心者同士で悩みを共有することも、モチベーション維持につながります。
まとめ
着物コーディネートに悩むのはあるあるです。
予算が限られていても、基本的なルールを覚え、無難で上品なコーディネートから始めれば、必ず着物を楽しめるようになると思います。
この記事のポイントをまとめると:
- 情報収集は本とネット、そして店員さんを活用
- 高価なお手本からは、色合わせのエッセンスを学ぶ
- 無難で安全なコーディネートから始める
- 自分なりのルールを決めて迷いを減らす
- 完璧を求めず、楽しむことを最優先に
私の体験談が、これから着物コーディネートを楽しみたい方のお役に立てれば嬉しく思います。一緒に、素敵な着物ライフを楽しんでいきましょう。