語学留学失敗談

英語学習

こんにちは。今日はもう一つ長年続いている趣味、英語についてです。

私の語学留学失敗エピソードを披露したいと思います。

学生時代の話

私は、今でこそ「日本の文化って素晴らしい、着物最高!」と思っていますが、高校生のころから20代前半までは、海外での生活に憧れていました。

洋楽から入り、洋画や海外ドラマが大好きで、いつかは海外に住みたいと思っていました。

そのために歯列矯正をしたほどです。

特に憧れていたのが日常の生活スタイル。定時で仕事を終わらせて、そのあとは家族団欒で過ごす。

なんて最高なんだろう、と思っていました。

大学3年生の春休み、ハワイでの3週間の短期語学研修に参加しました。

すごく楽しかったのですが、ここで私は大きな思い違いをしてしまいます。

研修も終盤になってきた頃、現地の人たちの会話が少し理解できるようになったのです。たった3週間でこんなにリスニング力が上がるなんて!3週間でこれなら、もう少し長く留学すればすぐに英語力つけられるじゃん!そう思いました。

※もちろんそんなことはありません。

語学留学の話

社会人になり、色々とあり、カナダのバンクーバーへ語学留学を決めます。

バンクーバーを選んだ理由は、海外旅行経験が豊富な当時の同僚から、「カナダのビクトリアが合いそう」と教えてもらったからです。(でも行ったのはビクトリアではなくバンクーバーです)

大学生の時に、「現地に住めばすぐ身につく」と勘違いしてしまっていたため、特に勉強をすることもなくカナダへ向かいました。(ココ、大失敗ポイントです。)

現地での詳しい話は省きますが、「語学学校を卒業後、インターンができる学校に入って、そのまま現地のオフィスで働く」という当初の目標を達成することなく、約半年の語学留学を終えました。

帰国後

思った以上に英語の上達が見られず、また、異国の地でのストレスで帰国時には10キロ増量していました。

結局、これといった成果を得ることなく帰国。

しばらくは英語の勉強もせずボーッと過ごす日々でした。(そんな私に母激怒)

そんな中、ペットが急死。

このことをきっかけに、気持ちを入れ替え、淡々と英語の勉強を開始しました。(それまでは本当に勉強をする習慣がなかったのです。)

そして受けたTOEICのスコアは700点後半。

TOEICに向けてゴリゴリ勉強したわけでもなく、肩の力を抜いて受けた結果でした。

思いの外いいスコアが取れたため、面白くなって勉強を続け、800後半までいきましたが、そこで頭打ちになったため、一旦TOEICの勉強はやめました。

留学中のストレスの原因

思えば、高校受験や大学受験、その他の勉強に関しては、ある程度勉強をすればすぐに結果が出ることを感じていました。

ですがこの留学期間中は違いました。

語学学校へ通い、暇な時間は公立の図書館へ行き勉強。

それなのに全然成果が感じられない。このフラストレーションは大きかったです。

それが、帰国後、TOEICのスコアで目に見えて結果として感じられたことは嬉しかったです。

あの時間は無駄ではなかったし、辛い時期を乗り越えたらちゃんといいことが待っているのだと、腹落ちした瞬間でした。

その後の仕事の話

帰国して数年は、英語とは無縁の仕事に就きました。

TOEICでそれなりの点数が取れても、スピーキングの苦手意識は強いまま。英語を使った仕事に挑戦する勇気はありませんでした。

ですが、その後、縁あって英語を使う仕事に就くことができました。

それまではただの勉強の対象でしかなかった英語が、生きたツールになった瞬間でした。

(カナダでは片言の会話しかできておらず、英語を使えている実感があまりありませんでした。私は内向的なので積極的に現地の人たちと交流することもできませんでした。残念。)

英作文は得意ではなかったので、都度、間違えていないか確認しながらではありましたが、英語を使って海外の人たちと意思疎通をとることができたのは嬉しかったし、楽しかったです。

英語の資格について

この時に英検準1級を取得。

普段から英文を読んでいたおかげか、単語の暗記だけで合格することができました。

ちなみに、英作文は減点方式だと聞いていたので、中高生レベルの文法を駆使してミスを減らすという卑怯な手を使ってしまいました。

二次試験は、苦手なスピーキングです。途中で詰まってしまい、沈黙してしまうなどのミスもあり、落ちたとばかりに思っていましたが、奇跡的に合格。

謙遜ではなくて、本当に奇跡としか言いようがありません。

他の方と採点を間違えたのではないかという疑念はいまだにありますが、合格は合格です。

次の目標は1級の取得ですが、こちらについてはまた準備が出来次第ということで。

ちなみにこの仕事を辞め、3年ほど経過した今年、久しぶりにTOEICを受験しました。

そしたらびっくり、まさかの前回(2017年)より10点下がっていました。

継続力の重要性を思い知りましたね。

大学の専攻の話

英語系を選ぶかどうか

大学生の春休みに短期語学研修に参加した話は前述した通りですが、そもそも大学の専攻は法学部を選びました。法学部の方が就職に強い、と高校の先生からの助言もありましたし、将来社会人をしながら勉強すると仮定した時、法律を自力で勉強する方が難しいだろうと思ったからです。そしてその選択は間違っていなかったと思います。

私が思う法学部を選ぶメリットとして、いくつか挙げてみます。

・法学部や経済学部系の方が就職に強いらしい。(当時高校の先生に助言されました。今も同じかな?)

・英語の勉強なら社会人で働きながらでも難しくない。(独学で法律を勉強することに比べて)

・資格試験を受ける時に民法など法学が絡むことも少なくない。法学のベースがあるだけで、この分野に関しては飲み込みのスピードが違う。

・ロジカルシンキングの一つである三段論法を習得できる。(法学を学ぶ上でまず教わります)

専門分野がある強み

個人的には、専門分野があり、プラスで英語力を備えている人が強いなぁと感じています。

翻訳の仕事に興味があった時、情報収集をしていましたが、やはり専門分野をお持ちの方が多くいらっしゃるように感じました。

また、元々の就業経験(特許関係の仕事、など)をベースに、英語力で仕事の幅を広げている方も多いようです。

ちなみに私が初めて仕事で英語を使ったのは、海外の機関との交渉窓口業務でした。その後、英文契約などの法務関係の仕事もさせて頂きました。

上司曰く、こんな私レベルでも、基礎知識の理解があるだけで全然違うとのことでした。

※大学2年生の時、単位を半分落としたレベルです。また、それまで法律系の仕事に就いたことはありません。

英語が堪能な方を採用したこともあったそうですが、法務関係の仕事となると、指導も難しかったそうです。

ちなみにこの仕事は楽しくて、初めて「法学部を出ていてよかった」と思いました。(両親には申し訳ない)

結論

まとまりがなくなってしまったのでまとめると、

・語学留学に行けば自動的に英語力が身に付くわけではない。

・努力した分は結果になって帰ってくるから大丈夫。

・大学の専攻は英語系以外の学部を選ぶと将来的に選択肢が広がるかも

私の経験がなにかしらの参考になれば嬉しいです。

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