こんにちは。今日は、私の着付け失敗集について書きたいと思います。
着付け教室に通い始める
私が初めて着付け教室を訪ねたのは、ちょうどコロナが流行し始めた2020年の初めの頃でした。
自粛期間を経て、同年6月頃から教室通いを再開。
ちなみにこの教室では、先に袋帯、その後、名古屋帯のお太鼓という順番で習いました。(難しい方を先に習得、という方針です)
私はにこの順番の指導方法が合っていました。
最終的には30分以内に着付けを完了できるように練習をし、無事テストも合格。
自分でいうのもなんですが、着付けに関しては先生からも褒めていただけていました。
習いたての頃
練習していた頃の写真。
この着物は丈が10cm以上大きなサイズなのですが、なかなか良い仕上がりなのでは。
教室を卒業して約2ヶ月後、教室の方とホテルのカフェへ。
この間、着付けの練習ができておらず、また、一般的な長襦袢の代わりに、不慣れなうそつき襦袢を使用しました。
その結果、このような着付けに。
半衿がほぼ見えていません。
マジックテープのうそつき袖が着物に響いています。(単です。)
ちなみに、結局うそつき襦袢を使いこなせず、現在は使っていません。
さらにその2ヶ月後、友人と着物を着て隣の県へお出かけしました。
久しぶりの着物です。
その時の着姿がこちら。
ひどいですね。
胸元はブカブカ、帯板がちょっと見えており、裾は落ちてしまっています。
さすがに悲惨な仕上がりの自覚はありました。
着付けの習いなおし
どうしてもコーリンベルトが苦手だったため、手結びを教えてくれる先生に習い直しました。マンツーマンで単発だったので通いやすかったです。
こちらの先生からは、とにかく長襦袢の背中心と背骨を合わせることが大事と教わりました。
見えない部分なのでなかなか難しいですけどね。
自分なりのアレンジを始める
この先生に教わったのか、どなたかの本で読んだのか、はっきり覚えてないのですが、途中からは腰紐を腰骨の位置で締めるようになりました。
(普通、腰紐の位置は身長と着物の身丈の長さに応じて調整しますが、丈の長さ関係なく固定しています。)
最初の頃は、ウエストの細い場所でウエストベルトを締めていたので特に気になりませんでしたが、
腰骨で腰紐を締めるとこんな風になってしまいました。
すごい厚みです。
当時は冬だったこともあり、このまま、この上に羽織を羽織って出かけていました。
ちなみに、帯を巻いている最中に背中がブヨブヨになってしまう方は、こちらの動画がとても参考になりましたよ。
久しぶりのタイミングは要注意
夏は気候的に着物から遠ざかってしまうので、久しぶりに着物を着る秋が要注意です。
細かい部分に気を配り損ねて、長襦袢と着物の後ろの部分の衿が分離してしまったこともありました。
これはちょうど一年前の写真です。
日舞のおさらい会の日でした。時間がなかったので着付けのし直しもできず、あまりの不出来さに怒りを感じたことを覚えています。笑
いまだに苦手なのが、帯揚げの収納。
初期の頃がこちら。
お出かけから帰ってきたときの写真です。
さすがに今はここまではひどくありませんが、気が付いたら帯揚げの分量が増えていることがよくあります・・・。
失敗は成功の基!
なかなか100点な仕上がりの日はありませんが、もう、そんなものなのだと割り切っています。
時間をかけたところで綺麗に仕上がるわけでもありません。(むしろ、綺麗な仕上がりを深追いしてしまってどんどんドツボにはまってしまうことも・・・)
今は、名古屋なら「30分」と決めて、気持ち急ぎ目に、後ろを振り返らないスタイルで、「決めたら次!」を意識しながら着付けをしています。
こちらの方が、なんとなく気楽に着付けができるのですよね。
どこか失敗したら、次に生かせばよいのです。
回数を重ねるごとに上達する(はず)のも着付けの魅力の一つです。
自分にとって最適な着付け、着姿を追求する楽しみもあります。
これまで、「ん?」といったコーディネートや、「え?」といった着姿で出歩いたこともありますが、幸い、面と向かってなにかを言われたことはありません。
「今日は変な組み合わせです!」「今日は着付け失敗しました!」心の中でそう思いながら開き直ってしまうと、案外平気です。
私のこの失敗集が、だれかの勇気になりますように。笑