自分が嫌いで辛いあなたへ
こんにちは、のちこです。
「自分が大嫌い」「何をやっても中途半端で情けない」そんな風に感じること、ありませんか?
実は私も、その一人です。
20代の頃の私は、まさにコンプレックスの塊。何もかも中途半端で、誇れる特技なんて一つもありませんでした。(ちなみに、今もない。)
自己啓発本を読み漁っても現実は変わらず、「意識だけ高い何もできない自分」に絶望したこともあります。
今思うのは、努力する方向性を間違えてしまっていたのかも、ということ。
知識を付けて武装するのではなく、自分を好きになる努力をすべきだったのでは、と感じています。
この記事では、自分嫌いで悩んでいるあなたに向けて、私の実体験をシェアしたいと思います。
何かのヒントになれば嬉しいです。
私の自分嫌い体験談|自己啓発本で失敗した過去
空っぽな自分をどうにかしたくて
私が20代の時、自己啓発本をたくさん読んでいました。理由は単純。
中身がない空っぽな自分をどうにかしたかったからです。
何をやっても中途半端。コンプレックスを解消しようと何かを始めても、結局中途半端に終わって更なるコンプレックスを生む悪循環。そんな自分が本当に嫌でした。
ビジネス系自己啓発本にハマった結果
そんな時に出会ったのが、ビジネス系の自己啓発本でした。読んだだけで賢くなれたような気になれる本は、当時の私にとっての救いだったのです。
有名どころはほとんど読んだのではないかというくらい、本にお金も費やしていました。でも結果はどうだったか?
「意識だけが高くなったけど現実は何も変わらない自分」の誕生です。
絶望から気づいた等身大の自分
とあることをきっかけに、「意識だけは高いけど中身はペラペラな自分」という現実を突きつけられました。深い谷底にいるような絶望感。自分が恥ずかしくなって、自己啓発系の本はすべて処分しました。
でも、このことが転機となりました。自分の中で一つ気持ちの整理が付いたのです。
「自分は優秀ではない。優秀な人間になろうと思ってもなれない。バリキャリタイプでもない。人それぞれ最適なポジションがあり、私の目指すところはそこではない。」
これは言い聞かせたわけではなく、心の底から感じたことです。等身大の自分を認め、空っぽな自分を少しは受け入れられたのだと思います。
(とは言いつつも、いまだに中身の伴わないプライドの高さは健在しています。)
再び訪れた絶望と新しい決意
数ヶ月前、人生の棚卸をしていた時、またしても深い谷底に落ちたような気分になりました。やっぱりすべてが中途半端な自分に、再び絶望的な気持ちになったのです(笑)
でも今回の立ち直り方は前回と違いました。
前回は「私はこんなんだから、しょうがない」という開き直りに近いものがありました。今回は違います。
自分を好きになる努力、こんな自分も悪くないと思えるような努力をしよう
そう思ったのです。
自分を好きになるための4つの実践方法
現在の私は、マイナスから0に戻している段階です。「自分を好き」になるにはゴールが遠すぎるので、まずは「好きでも嫌いでもない」というフラットな状態を目指しています。
そのために実践している4つの方法をご紹介します。
1. 迷ったときは「自分を好きになる方」を選ぶ
選択する上で悩んだときは、「自分が嫌いにならない方」はどっちだろう、と考えるようにしています。
例えば、嫌なことがあって一言モノ申したい。そういうときは、
A. 嫌味の一言でも言って、すっきりしたい。→ 嫌味を言っている自分を想像する
B. 沈黙は金。黙っておこう。→ 黙ってやり過ごす自分を想像する
選ぶ方は、B。
余計な一言で失敗している人を見てきたし、黙って流す方が大人に見えるから。
※これはあくまで私個人的な考えです。
それに、Aを選んだら、あとからそのシーンを思い出して、また自分が嫌になってしまうことが分かるから。
少しでも「自分のことが嫌にならない」選択をするように気を付けています。
2. はっきりとした目標は立てない
私は、自分にハードルの高い要求ばかりしてしまいがちです。
せっかちな性格もあって、例えば贅肉が気になり始めると「2日に1回ジムに行けば最速で痩せるはず」などと無謀な計画を立ててしまうのです。
実際にそんなスケジュールでジムに通えたことなんてないのに(笑)
そしてそれが守れずに自己嫌悪のパターンです。
なのであえて「守れなくてもいいけど、できれば」というスタンスで目標設定するようにしています。
例えば「今月、週2回はジムに行きたいけど無理はしない」といった具合です。
「目標の意味あるんかい」と思われそうですが、一応でもあった方がいいかなと思っていて。笑
この方法だと、達成できた時は素直に嬉しいし、できなかった時も自分を責めすぎることがありません。
3. どんな小さなことでも自分を褒める
自分を好きになる練習として、どんなに小さなことでも自分を褒めるように意識しています。
- 朝、予定通りの時間に起床できたこと
- ジムで運動をしたこと
- 出勤前に軽く掃除をしたこと
本当に何でもいいので、できたことに対して「おぉ~!いいねぇ~!」と心の中で褒めるようにしているんです。
また、その日にこなした作業を手帳に細かく記載しています。一つの作業でも分解して書くと、パッと見、たくさんのタスクをこなしたかのように見えるんですよ。笑
これ、意外と効果があります。今日はこれだけ頑張れた=成長できた、と思えるのです。
4. なりたい自分を意識した選択をする
何かの選択をする時、「なりたい自分になるには?」とまず考えるようにしています。
つい無視してしまいがちな自分の本心を意識するきっかけにもなりますし、自分の望む未来に向かって「前に進んでいる」という気持ちになれるんです。
ペースが遅くても、前進しているという実感が、自分への自信にもつながる気がしています。
自分嫌いから抜け出すために意識していること
完璧を求めすぎない
自分嫌いの人の多くは、完璧主義の傾向があるように思います。私もその一人。
完壁主義って、結局自分の首を自分で締めているのと同じだと思っています。
「まあ、いっか」という気持ちを持つことで、かなり気が楽になることを実感しています。
人と比較せず、「自分にとっての幸せ」を認識する
世の中には、本当に信じられないくらいすごい人がいますよね。特にネットを見ていると、「この人、私と同年代なんだ・・・」と無自覚に比較して、自分を卑下してしまうことも。
でもそんなときは「自分」に立ち返ることを大切にしています。
「自分にとっての幸せってなんだっけ?」と振り返ることで、自分のペースを保てるようになりました。
小さな変化が成長につながることを意識する
「またできなかった」と思うより、「これだけだけど、できた」と思うこと。
昔は、映画”プリティプリンセス”のように、誰かが私を変身させてくれないかな、なんて思ったこともありました。笑
でも結局は、小さな変化が積み重なった先に「なりたい自分」が待っているのですよね。
「これだけ」でも十分「できている」のです。
まとめ|自分を好きになる道のりは続いている
私は過去に、薄っぺらい自分を変えたくてやったことが、逆に自分の薄っぺらさを思い知らされるという経験をしました。
でも今は、そんな経験も必要なプロセスだったのかも、と思えるようになりました。完璧ではないし、まだまだ自分嫌いな部分もあります。でも、少しずつでも前に進んでいる実感もあります。
もしあなたが今、自分嫌いで辛い思いをしているなら、まずは小さなことから始めてみませんか?
- 今日できたことを一つ見つけて褒める
- 無理のない小さな目標を立ててみる
- 自分の本心に耳を傾ける
ぜひ一緒に、自分を好きになる努力をしてみましょう。